英語は聞き取れるのに話せないのはなぜ 大人が流暢に話せない7つの原因と改善法
相手の言っていることは何となく分かる。レストランでも、学校の先生との会話でも、職場のちょっとしたやり取りでも、聞けば理解できる。
それなのに、自分が話す番になると急に言葉が止まる。
「Yes...」のあとが続かない。
頭の中では日本語の文章が浮かんでいるのに、英語にできない。
あとで振り返ると、「あれくらい言えたはずなのに」と感じる。
この悩みはとてもよくあります。英語は聞き取れるのに話せない状態は、英語力が足りないからだけではありません。多くの場合、聞く練習と話す練習の量や種類が違うことが原因です。
この記事では、大人が英語を流暢に話せない主な7つの原因と、今日からできる改善法を紹介します。シンガポールで生活する日本人の方が、買い物、レストラン、職場、学校との連絡で使いやすい例も入れながら解説します。

原因1は英語を聞く力と話す力が別のスキルだから
英語学習では、リスニングとスピーキングが同じ力のように見えます。でも実際には、使う力が違います。
聞くときは、相手の単語や表情、場面の流れから意味を推測できます。たとえばスーパーで店員さんに “Do you need a bag?” と聞かれたら、全部聞き取れなくても状況で分かります。
一方で話すときは、自分で単語を選び、文を組み立て、発音し、相手の反応にも対応します。つまり、聞くよりも処理することが多いのです。
改善法
聞いた英語をそのまま口に出す練習を入れましょう。おすすめは短いフレーズの音読です。
たとえば、買い物では次のような表現を声に出します。
“Could I have a bag, please?”
“Do you have this in another size?”
“Can I pay by card?”
ポイントは、長い文章を暗記しようとしないことです。まずはそのまま使える短い文を、口が覚えるまで繰り返します。
原因2は日本語から英語に翻訳してしまうから
英語が口から出てこない大きな理由の一つが、頭の中で日本語の文章を作ってから英語に直そうとすることです。
たとえば「今日は少し体調が悪いので、早めに帰ってもいいですか」と言いたい場面で、いきなり完璧な英語にしようとすると止まりやすくなります。
実際の会話では、次のように短く言えれば十分伝わります。
“I’m not feeling well today. Can I leave a bit early?”
日本語の細かいニュアンスをすべて英語に置き換えようとすると、会話のスピードに追いつけません。
改善法
英語を日本語に翻訳してしまう癖を減らすには、英語の型で考える練習が役立ちます。
まずは次の3つの型を使い回してみましょう。
場面 | 使いやすい英語の型 |
希望を伝える | “I’d like to...” |
理由を伝える | “Because...” |
お願いする | “Could you...?” |
レストランなら、
“I’d like to order this.”
“Could you make it less spicy?”
“Could we have the bill, please?”
このように、場面ごとに使う型を決めておくと、英語脳の作り方を難しく考えすぎずに練習できます。

原因3は会話で使う語彙がすぐ出る状態になっていないから
単語をたくさん知っていても、会話中にすぐ使えるとは限りません。
読むと分かる単語と、話すときに使える単語には差があります。たとえば “appointment” を見れば意味は分かっても、病院に電話するときに “I’d like to make an appointment.” がすぐ出てくるとは限りません。
これは記憶力の問題ではなく、使う練習が足りていないだけです。
改善法
単語だけで覚えず、文で覚えましょう。
たとえば “reschedule” だけを覚えるより、次の形にすると実生活で使いやすくなります。
“Can I reschedule my appointment?”
“I need to reschedule our meeting.”
“Is it possible to reschedule the class?”
お子さんの学校の先生に連絡するときなら、
“My child is not feeling well today.”
“Could you let me know what homework they have?”
“I’d like to ask about the school event.”
自分の生活でよくある場面を10個ほど選び、それぞれに使う文を用意しておくと、英会話スピーキング練習がぐっと現実的になります。
原因4は間違えることへの不安が強いから
「文法を間違えたら恥ずかしい」
「発音が変だと思われたらどうしよう」
「聞き返されたら困る」
英語を話すのが怖いと感じると、頭では分かっている英語も出にくくなります。特に大人は、仕事や生活の中で責任ある立場にいることも多く、「幼い英語に聞こえたくない」と感じやすいものです。
でも、シンガポールのように多様な英語が使われる環境では、完璧な英語よりも、伝えようとする姿勢と分かりやすさが大切です。
改善法
まずは「正しい英語」より「伝わる英語」を目標にします。
たとえばタクシーで行き先を伝えるなら、完璧な文でなくても大丈夫です。
“Somerset, please.”
“Could you drop me near the MRT station?”
“Please stop here.”
慣れてきたら、少しずつ文を足します。
“Could you drop me near Somerset MRT station, please?”
小さな成功体験を積むことが、英語を話す自信をつける方法としてとても効果的です。
原因5は話す量が足りていないから
英会話が苦手な大人の多くは、文法や単語の勉強時間に比べて、実際に声を出す時間が少ない傾向があります。
アプリで聞く。動画を見る。教材を読む。これらも大切です。ただ、話せるようになるには、実際に話す時間が必要です。
スポーツや楽器と同じで、知識があるだけでは体が動きません。英語も口を動かす練習が欠かせません。
改善法
1日5分でもよいので、声に出す時間を作りましょう。
おすすめは次の流れです。
今日あったことを日本語で1文考える
簡単な英語にする
声に出して3回言う
少し表現を変えてもう一度言う
例を見てみましょう。
日本語
「今日はフェアプライスで牛乳を買いました」
英語
“I bought milk at FairPrice today.”
少し変える
“I went to FairPrice and bought some milk.”
このくらい短くて大丈夫です。大人の英会話勉強法では、難しい内容よりも、生活に近い内容を何度も話すことが大切です。

原因6は会話の反応パターンを知らないから
英語で困るのは、自分の意見を長く話す場面だけではありません。むしろ日常では、短い反応ができずに沈黙してしまうことがよくあります。
たとえば相手に “How was your weekend?” と聞かれたとき、“Good.” で終わってしまう。そこで会話が止まると、「やっぱり話せない」と感じてしまいます。
改善法
会話を続けるための反応表現を覚えましょう。
使いやすいのは、次の3ステップです。
答える
一言足す
相手に聞き返す
例です。
相手
“How was your weekend?”
自分
“It was good. I went to a new cafe in Tiong Bahru. How about you?”
職場や習い事の場でも使えます。
“That sounds good.”
“I see. That makes sense.”
“Really? What happened?”
“I’m not sure, but I can check.”
こうした短い表現を持っていると、英語が聞き取れるけど話せないという場面でも、会話に参加しやすくなります。
原因7は自分に合った練習環境がないから
一人で勉強していると、間違いに気づきにくく、話す機会も限られます。オンライン動画や教材だけでは、「実際に人を前にすると話せない」という壁が残ることがあります。
特にシンガポールで生活していると、英語を使う場面は多い一方で、相手が忙しそうだったり、聞き返すのを遠慮したりして、練習の機会にしにくいこともあります。
改善法
安心して間違えられる場所を持つことが大切です。
少人数制の英会話クラスでは、他の学習者の表現から学びながら、自分も発言する機会を作れます。マンツーマンレッスンでは、職場でのメール後の会話、学校の先生への質問、レストランでの細かい注文など、自分の生活に合わせた練習がしやすくなります。
ULC Academyでも、シンガポールで暮らす大人の学習者に向けて、実生活で使う英語を意識したレッスンを行っています。シンガポール 英会話教室を探している方や、シンガポール 英語マンツーマンレッスンで自分のペースを大切にしたい方には、学習環境との相性を見ることも大切です。
流暢に話すために今日からできる練習
英語を流暢に話す方法は、特別な才能に頼るものではありません。次のような小さな練習を続けることで、話す力は少しずつ育ちます。
1日5分のひとり言練習
朝や夜に、今日の予定や出来事を英語で言います。
“I’m going to the supermarket today.”
“I need to call the clinic.”
“I had lunch with my friend.”
完璧な文でなくても構いません。まずは声に出すことを優先します。
場面別フレーズを3つだけ準備する
一度にたくさん覚えるより、よく使う場面に絞ります。
レストランなら、
“Could I see the menu?”
“Does this contain peanuts?”
“Could we have some water?”
学校とのやり取りなら、
“Could you explain that again?”
“What should we prepare?”
“Is there anything we need to bring?”
言えなかった表現をメモする
会話のあとに、「本当はこう言いたかった」という日本語をメモします。その日のうちに簡単な英語にして、次回使える形にします。
たとえば「少し考えてから返事します」は、
“Let me think about it.”
“I’ll get back to you later.”
この習慣は、シンガポール 日本人向け英会話のレッスンでもよく使われる実践的な学び方です。

よくある質問
聞き取れるのに話せないのは英語力が低いからですか
必ずしもそうではありません。聞く力と話す力は別の練習が必要です。理解できる英語を、口から出せる英語に変える練習を増やすことが大切です。
大人になってからでも英会話は上達しますか
上達します。ただし、読むだけ、聞くだけではなく、声に出して使う練習が必要です。生活に近い表現を繰り返すと、会話で使いやすくなります。
シンガポール 英語初心者でもレッスンについていけますか
初心者でも、レベルに合ったクラスやマンツーマンを選べば学びやすくなります。最初は短い文で伝える練習から始めると安心です。
少人数クラスとマンツーマンはどちらがよいですか
会話量を増やしながら他の人の表現も学びたい場合は少人数クラスが向いています。自分の課題や仕事、生活場面に合わせたい場合はマンツーマンが合いやすいです。
話せない理由が分かると練習の方向が見えてくる
英語が話せない原因は、「努力不足」や「向いていないから」ではありません。多くの場合、話すための練習が足りていない、または練習方法が実際の会話と合っていないだけです。
まずは短いフレーズを声に出すことから始めてみてください。買い物で一言言えた。レストランで質問できた。学校の先生に確認できた。そうした小さな経験が、次の会話につながります。
自分に合う練習環境を試してみたい方は、ULC Academyの成人向け英会話レッスンの体験はこちらから、少人数クラスやマンツーマンの雰囲気を確認できます。
英語は、少しずつ口に出すことで使える力に変わっていきます。今日使えそうな1文を選び、まずは声に出してみましょう。



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