top of page

英語を速く話してもミスを減らす方法

Writer: Victor Zhou
Victor Zhou
13 hours ago
13 min read

英語を速く話そうとした瞬間、文法が家出する。単語は迷子。発音はなぜか体育祭。

でも大丈夫です。速く話す力は、根性ではなく仕組みで伸ばせます。


ポイントは、「頭の中で完璧な英文を作ってから話す」をやめること。代わりに、よく使う形を体に入れて、短く、すぐ出す。これだけでスピードは上がり、ミスは減ります。


目線の高さで見る英語学習者がカフェで短い英文を声に出して練習している様子
速く話す練習は、まず短い文から始めるとラクです。

速く話すとは早口になることではありません


英語を速く話したい人がやりがちなミスがあります。


「とにかく早口で話す」


これは危険です。英語が速く聞こえる人は、全部をマシンガンみたいに言っているわけではありません。短いかたまりで、止まる場所が自然なんです。


たとえば、この文。


I wanted to ask you about the meeting tomorrow.

これを一気に言おうとすると、舌が交通事故を起こします。


でも、かたまりで言うとラクです。


I wanted to ask you / about the meeting / tomorrow.

英語の流暢さを研究するとき、よく見られる要素は「話す速度」「ポーズの長さ」「言い直しの少なさ」などです。つまり、ただ速いだけでは足りません。止まり方も大事です。


日本語でもそうですよね。

「昨日さ、駅でさ、えっと、あの、まあ、なんか」だけ速くても、話が進みません。言葉のランニングマシンです。


目指すのはここです。


早口

流暢

音は速いけど、ミスや言い直しが増える

短いかたまりで、意味がスッと伝わる


英語で言うなら、How to Speak English Faster の答えは「口を速く動かす」ではなく、考える時間を短くすることです。


ミスが増える原因は頭の中の翻訳渋滞です


英語を話すとき、頭の中でこんなことをしていませんか。


  1. 日本語で言いたいことを考える

  2. 英単語を探す

  3. 文法を組み立てる

  4. 時制を確認する

  5. 発音を気にする

  6. 急に相手の顔が気になる

  7. 脳内で小さな会議が始まる


これを会話中に毎回やると、遅くなります。ミスも増えます。脳に仕事をさせすぎです。ブラック企業です。


速く、正確に話すには、毎回ゼロから英文を作らないこと。使える形を先に用意します。


たとえば、「言いたいことがある」とき。


毎回、


「私は、言いたい、あなたに、何かを、たぶん現在形で……」


と考える必要はありません。


この形ごと覚えます。


  • I want to say something.

  • I’d like to say something.

  • Can I say something?

  • What I mean is...


こういう短い表現を、チャンクと呼びます。単語ひとつではなく、意味のある言葉のかたまりです。


「I」「want」「to」「say」をバラバラに組み立てるより、`I want to say...` をひとかたまりで出すほうが速いです。寿司を米粒から握るより、もう握ってある寿司を出すほうが早い。しかもおいしい。


まずはよく使うチャンクを増やします


会話で便利なチャンクは、難しくなくてOKです。


意見を言うとき。


  • I think...

  • I feel like...

  • In my opinion...

  • The way I see it...


理由を言うとき。


  • because...

  • That’s why...

  • The reason is...

  • It’s mainly because...


時間を稼ぐとき。


  • Let me think.

  • Give me a second.

  • How can I say this?

  • What’s the word?


聞き返すとき。


  • Sorry, could you say that again?

  • Do you mean...?

  • Are you saying that...?

  • Just to check...


この中で最強なのは、実は時間を稼ぐ表現です。沈黙を恐れて焦ると、ミスが増えます。

`Let me think.` と言えれば、2秒もらえます。2秒は会話の世界では高級ホテルです。


斜め上から見るノートに書かれた英語の短いフレーズとペン
チャンクを覚えると、英文を毎回ゼロから作らなくて済みます。

速く話す前に短く話します


長い文を速く話そうとすると、大体こうなります。


I think that maybe if we are going to discuss about the topic which is related to the plan that we talked before...

途中で自分でも何をしているのか分からなくなります。英語の森で迷子です。


速く話したいなら、文を短くします。


長い文。


I think we should change the plan because the current schedule is too tight and some people may not have enough time to prepare.

短い文。


I think we should change the plan. The schedule is too tight. Some people need more time to prepare.

こっちのほうが自然です。わかりやすいです。ミスも減ります。


英語ネイティブも、会話では教科書みたいな長文ばかり話しません。短い文をつなぎます。特に日常会話では、「正しい長文」より「伝わる短文」が強いです。


1文1アイデアで話します


ルールはシンプルです。


1文に1つの考えだけ入れる。


たとえば、旅行の話。


長すぎる文。


I went to Japan last month with my friend and we visited Kyoto because we wanted to see temples and the weather was nice so we took many photos.

分けた文。


I went to Japan last month. I went with my friend. We visited Kyoto. We wanted to see temples. The weather was nice, so we took many photos.

少し子どもっぽく見えるかもしれません。でも会話では、これで十分です。慣れたら自然につなげればOK。


スピードは、長文を無理やり走らせることで上がるのではありません。短い文をテンポよく出すことで上がります。軽自動車で山道を攻めるより、ちゃんと曲がれる自転車のほうが安全なこともあります。


ミスを減らす練習はゆっくりから始めます


「速く話したいのに、ゆっくり練習するの?」と思いますよね。


はい。ゆっくりです。


音楽でもスポーツでも同じです。速く弾けないフレーズを、最初から高速で練習しても、変なクセがつきます。英語も同じです。


おすすめは、3段階スピード練習です。


ステップ1で正確に言います


まずは、かなりゆっくり言います。


例文。


I didn’t have time to finish it.

ゆっくり、正確に。


I didn’t / have time / to finish it.

ここではスピードを気にしません。発音、語順、時制を確認します。


ステップ2で普通の速さにします


次に、自然な会話スピードに近づけます。


I didn’t have time to finish it.

ポイントは、全部を同じ強さで言わないこと。


強く言う語。


  • didn’t

  • time

  • finish


弱く言う語。


  • I

  • have

  • to

  • it


英語はリズムの言語です。日本語よりも、強い音と弱い音の差が目立ちます。全部をハッキリ同じ強さで言うと、むしろ不自然になります。


ステップ3で少し速くします


最後に、少しだけ速くします。


ここで大事なのは、ミスが増えたら戻ること。


速くした瞬間に文法が崩れるなら、まだ早いです。ゲームで言うと、レベル3の武器でラスボスに行っている状態です。いったん町に帰りましょう。


練習の目安はこれです。


練習スピード

目的

ゆっくり

正確に言える形を作る

普通

会話で使えるリズムにする

少し速く

反応速度を上げる


録音すると一気に現実が見えます


自分の英語を録音するのは、少し勇気がいります。最初は「これ本当に自分?」となります。録音の中の自分、だいたいテンション低めです。


でも録音は強いです。


聞くポイントは3つだけ。


  • 止まりすぎている場所

  • 毎回言い間違える表現

  • 聞き取りにくい音


全部直そうとしなくてOKです。1回の録音で1つだけ直します。


たとえば、`I went to` が毎回止まるなら、その形だけ練習します。


I went to the gym. I went to a cafe. I went to Singapore. I went to see my friend.

同じ形で中身を変える。これが効きます。


横から見る英語学習者がスマートフォンに向かって短い英文を録音している様子
録音すると、止まる場所と直すべきポイントがはっきり見えます。

返答スピードは型で上げます


会話で一番難しいのは、相手に急に聞かれたときです。


What do you think?

この質問、短いのに圧がすごい。英語学習者にとっては小型のラスボスです。


ここで沈黙すると焦ります。焦るとミスります。だから先に返答の型を持っておきます。


意見を聞かれたときの型


I think... The main reason is... For example...

例。


I think online lessons are useful. The main reason is convenience. For example, I can study after work.

好き嫌いを聞かれたときの型


I like it because... I don’t really like it because... It depends on...

例。


I like it because it’s easy to use. I don’t really like it because it takes too much time. It depends on the situation.

経験を聞かれたときの型


I’ve tried it before. It was... I learned that...

例。


I’ve tried it before. It was difficult at first. I learned that practice matters.

この型を持つと、英語の反応速度が上がります。英語でいう English Speaking Response Speed ですね。返事の最初がすぐ出ると、その後の文も出やすくなります。


会話はテニスに似ています。毎回フルスイングしなくていいです。まず返す。ネットを越える。フォームはその後で整えます。


文法ミスを減らすなら全部を直さないでください


皮肉ですが、ミスを減らしたい人ほど、直す場所を絞るべきです。


英語を話しながら、三単現、冠詞、時制、前置詞、複数形、発音、語順、表情管理まで全部考えるのは無理です。脳が「退職します」と言います。


まずは、会話でよく目立つミスから直します。


特に優先したいのはこの3つです。


  1. 時制

  2. 語順

  3. 主語の抜け


冠詞の `a` や `the` も大事です。でも、会話のスピードを上げたい段階では、まず意味が大きく変わるミスを減らしたほうが効果的です。


時制は時間の言葉とセットで覚えます


日本語では「昨日行く」でも会話では意味が通じることがあります。英語では `yesterday` が出たら、動詞も過去形にしたいです。


セットで練習します。


  • yesterday + went

  • last week + watched

  • this morning + had

  • when I was a student + studied


例。


Yesterday, I went to the gym. Last week, I watched a movie. This morning, I had coffee.

「時間の言葉が出たら動詞チェック」と体に入れます。


語順は日本語に引っ張られやすいです


日本語は語順の自由度が高いです。英語はもう少し厳しいです。


基本はこれ。


主語 + 動詞 + その他

たとえば、


I like coffee. She works in Singapore. We need more time.

迷ったら、この順番で置きます。英語の最低限の骨組みです。骨があれば、とりあえず立てます。筋肉はあとでつきます。


主語を必ず入れます


日本語では主語をよく省きます。


「昨日、映画見た」

「今、忙しい」

「あとで連絡する」


英語では主語が必要です。


I watched a movie yesterday. I’m busy now. I’ll contact you later.

主語を入れるだけで、英語らしさがかなり上がります。地味ですが強いです。白ごはんみたいな存在です。


独り言練習で会話の筋肉を作ります


英語を速く話せる人は、会話中だけで練習しているわけではありません。ひとりの時間にも口を動かしています。


おすすめは、30秒独り言です。


テーマは何でもOKです。


  • 今日食べたもの

  • 週末の予定

  • 最近見た動画

  • 仕事や学校であったこと

  • シンガポールで行きたい場所


やり方は簡単です。


  1. テーマを1つ決める

  2. 30秒だけ話す

  3. 止まっても続ける

  4. 録音する

  5. 1つだけ直す


例。


Today, I had chicken rice for lunch. It was really good. The sauce was spicy. I want to go there again. Next time, I’ll bring my friend.

これで十分です。難しい単語は不要です。


シンガポールにいるなら、日常の場面をそのまま英語練習にできます。MRTで移動した話、ホーカーで注文した話、Somerset周辺で友だちと会った話。リアルな内容ほど、会話で使いやすいです。


Adult English Speaking や English Speaking Classes Singapore を探している人も、レッスン外の30秒練習を入れると伸びが変わります。授業はジム、独り言は毎日のスクワットです。どちらも大事です。スクワットは裏切りません。たぶん。


シャドーイングは短く切ると効きます


シャドーイングは、聞こえた英語を少し遅れて真似する練習です。発音、リズム、スピード感に効きます。


ただし、長い音声でやると疲れます。気づいたら口だけ動いて、脳は休暇に出ています。


おすすめは10秒から20秒です。


やり方。


  1. 短い音声を選ぶ

  2. 何度か聞く

  3. スクリプトを見て意味を確認する

  4. 音声と一緒に言う

  5. スクリプトを見ずに言う

  6. 自分の声を録音する


素材は、自分が本当に使いそうな英語にします。ニュース英語も良いですが、日常会話を速くしたいなら、日常会話の素材を選びます。


たとえば、こんな文。


I’m not sure yet, but I’ll let you know later.

これは会話でめちゃくちゃ使えます。


練習するときは、1語ずつ完璧に発音しようとしすぎないでください。英語では、音がつながったり弱くなったりします。


`let you` は「レット ユー」より、「レッチュー」に近く聞こえることがあります。

`want to` は「ワナ」に近く聞こえることがあります。


こういう音の変化を知ると、話すスピードも聞く力も上がります。


近い距離で見るイヤホンをつけた学習者が短い英語音声をまねしている様子
短い音声をまねると、英語のリズムが口に残ります。

本番で使える安全フレーズを持っておきます


速く話すときに役立つのは、完璧な英文だけではありません。会話を止めないためのフレーズも大事です。


ミスしそうなときは、これを使います。


  • Let me rephrase that.

  • What I mean is...

  • I mean...

  • Sorry, let me say that again.

  • That came out wrong.


これらは「言い直します」のサインです。英語話者も普通に使います。言い直しは負けではありません。会話の修正ボタンです。


たとえば、


I go there yesterday... sorry, I mean, I went there yesterday.

これでOKです。言い直せば伝わります。


大事なのは、ミスした瞬間にフリーズしないこと。会話は試験ではありません。相手は赤ペン先生ではありません。たぶん。


練習メニューは1日10分で作れます


忙しい日に1時間の英語練習はきついです。だから、10分で回せる形にします。


おすすめメニューはこちら。


時間

練習

2分

よく使うチャンクを声に出す

3分

30秒独り言を2回する

3分

短い音声をシャドーイングする

2分

録音を聞いて1つ直す


短いですが、毎日やると口が慣れます。

「英語を勉強する」より、「英語を口から出す」時間を増やすのがコツです。


正確さを上げたい日と、スピードを上げたい日を分けてもOKです。


正確さの日。


  • ゆっくり話す

  • 文法を確認する

  • 同じ文を言い直す


スピードの日。


  • 短い返答をすぐ出す

  • 30秒止まらず話す

  • チャンクをテンポよく言う


両方を同時に完璧にしようとすると疲れます。右手でカレーを食べながら左手でたこ焼きを焼くくらい忙しいです。分けましょう。


FAQ


英語を速く話そうとすると発音が悪くなります。どうすればいいですか?


まずスピードを落とします。発音が崩れる速さは、今の限界を超えています。短い文をゆっくり正確に言い、普通の速さにしてから、少しだけ速くしてください。


文法を考えると話せなくなります。文法は無視していいですか?


全部は無視しないほうがいいです。でも会話中に全部チェックする必要もありません。まずは時制、語順、主語の3つに絞ると、伝わりやすさが上がります。


どのくらい練習すれば速く話せるようになりますか?


毎日10分でも、口が慣れて反応は変わります。期間は人によりますが、録音して同じテーマを繰り返すと変化に気づきやすいです。


ネイティブみたいな速さを目指すべきですか?


目指す必要はありません。大事なのは、相手に伝わる自然な速さです。速すぎてミスだらけになるより、少しゆっくりでも流れがある英語のほうが会話では強いです。


英会話レッスンでは何を意識すればいいですか?


新しい単語を増やすだけでなく、同じ表現を何度も使うことです。レッスン中に「今日は `What I mean is...` を3回使う」と決めると、実際の会話で出やすくなります。


広い視点で見る公園のベンチで英語学習者がリラックスして会話練習をしている様子
本番で速く話す力は、短い練習の積み重ねで育ちます。

速さより先に作るべきものがあります


英語を速く話してもミスを減らすなら、やることははっきりしています。


  • チャンクで覚える

  • 短い文で話す

  • ゆっくり正確に練習する

  • 録音して1つだけ直す

  • 返答の型を持つ

  • 本番で言い直すフレーズを使う


速さは、正確さの上に乗ります。土台がないままスピードを出すと、英語がカーブで吹っ飛びます。安全運転、大事です。


シンガポールで英語を話す機会を増やしたいなら、実際に口を動かす環境を作るのも近道です。練習の場がほしい場合は、ULC Academy Singaporeの体験レッスンをチェックしてみてください。


今日の練習は、まず30秒でOKです。

テーマは「今日食べたもの」。短く話して、録音して、1つ直す。

それだけでも、英語の口はちゃんと前に進みます。


 
 
 

Comments


ULC Academy Enrollment

Start your journey to fluency by providing your details below.

Current English Level
Beginner
Elementary
Pre-Intermediate
Intermediate
Upper-Intermediate
Advanced
Advance Plus
bottom of page